この記事では小学生2人のママである私が、ランドセルの相場、価格帯別の特徴、メーカー別の相場を詳細に解説します。
人気ランドセルを選ぶことは、子どもの小学校生活スタートをサポートする大切な第一歩です。
しかし、ランドセルの値段相場がいくらなのか分からない人も多いのではないでしょうか。
結論から書くと、ランドセルの値段相場は5~6万円です。
最安では1万円台のランドセルも存在しますが、中には粗悪品があることも。
ランドセルは6年間使うものなので、しっかりとしたクオリティの製品を選びたいですよね。
値段相場は、ランドセルの平均購入金額を参考にして算出しました。
ランドセル工業会の調査によると、2024年春に入学した小学生のランドセル平均購入金額は59,138円でした。
また価格別のランドセルの特徴についても解説します。
- 1~2万円:基本的な機能を保ちつつも、耐久性に確認が必要
- 3~4万円:バランスの良い価格帯で、耐久性や機能性も一定レベルを確保
- 5~6万円:人気の価格帯で、機能性やデザイン性が高く、6年間の使用に十分に耐えうる品質
- 7~9万円:デザイン性やブランド性が高く、高品質
- 10万円以上:上質な素材とこだわりのデザインで、高級感あるランドセル
最後まで読めば、相場や予算を考えたベストなランドセル選びができ、安心して子供を新たなステージへと送り出すことができるでしょう。
【結論】ランドセルの値段相場は5~6万円!
追記:最新の調査が公開され、2024年度のランドセル平均購入金額は59,138円でした。
一般的に、ランドセルの値段相場は5~6万円です。
手頃な価格のものとしては1万円台から選べますが、高級なブランドや高品質な素材、デザインを選ぶと、10万円以上するものもあります。
ランドセルの平均購入価格【2024年最新】
ランドセル工業会の調査によると、2024年春に進学した小学生のランドセル平均購入額は、59,138円でした。
購入者の50%以上が55,000円以上のランドセルを選んでおり、人気の価格帯は65,000円以上でした。
価格だけでなく、デザインや機能性、耐久性などを考慮してランドセルを選んでいる人が多いといえるでしょう。
人気のの価格帯のランドセルは、丈夫でデザイン性や機能性にも優れており、早めに売り切れてしまう場合もありますよ。
ランドセル購入の平均価格推移
近年、ランドセル購入の平均価格推移は、ゆっくりと上昇傾向にあります。
ランドセル購入の平均価推移 | |
---|---|
2018年 | 51,300円 |
2019年 | 52,300円 |
2020年 | 53,600円 |
2021年 | 55,339円 |
2022年 | 56,425円 |
2023年 | 58,524円 |
2024年 | 59,138円 |
ランドセル購入の平均価格推移が上昇している理由は以下の3点です。
- 少子化による影響
- デザインやカラーの多様性
- ランドセルの価格上昇
まず、子どもの数が減ってきているため、一人の子どもに使えるお金が増えてきました。
また、以前は赤や黒が主流だったランドセルですが、最近はさまざまなカラー・デザインがありますね。
良い素材を使っていたり、優れたデザインであったりすると、ランドセルの価格は上昇します。
ランドセルの原材料費・製造コストの上昇も、ランドセルの価格を上げる要因といえるでしょう。
ランドセル値段・価格帯別の特徴
ランドセルの価格帯により、特徴と品質は大きく変わります。
- 【1~2万円】基本的な機能は備わっているが、丈夫さと防水性の確認が必要
- 【3~4万円】人工皮革を使った丈夫なランドセルが多い
- 【5~6万円】最も選ばれている価格帯で、機能性も問題なし
- 【7~9万円】牛革・コードバンを使用した製品が多く、耐久性が高い
- 【10万円以上】コードバンが主流で、飽きないシンプルデザインと優れた耐久性を持つ
それぞれの価格帯ごとに詳しく解説します。
1~2万円
1~2万円のランドセルの特徴は以下のとおりです。
- 基本的な機能は備わっている
- 海外製が多い
- 型落ち・展示品もある
お手軽な価格帯で購入したい人に選ばれています。
基本的な機能は備わっていますが、丈夫さと防水性はしっかりと確認しましょう。
3~4万円
3~4万円のランドセルの特徴です。
- 人工皮革で作られたランドセルが多い
- 国内の大手ランドセルメーカーが製造する標準モデル
- ニトリなど大手流通が展開するプライベートブランド
3~4万円のランドセルの多くは、人工皮革であるクラリーノ素材のランドセルであることも多いです。
人工皮革は強い素材で、長く使っても簡単には壊れません。
丈夫さや防水性はもちろんですが、背中が蒸れない通気性を確認するとよいでしょう。
5~6万円
5~6万円のランドセルの特徴を見てみましょう。
- 最も選ばれている平均的価格帯
- 各メーカー上位のモデル・工房系など選択の幅が広い
- 機能性の心配がない
5~6万円のランドセルは、上質な天然皮革・人工皮革を使用した製品や、高度な耐久性・機能性を持つ製品が主流です。
使いやすさや背中部分の通気性など、子どもが毎日使う上で重要なポイントもしっかり考えられているといえるでしょう。
7~9万円
7~9万円のランドセルの特徴です。
- 牛革・コードバン使用のランドセルが多い
- デザイン性が高く、耐久性が抜群に良い
- オーダーメイドで作れるランドセルもある
7~9万円のランドセルは、牛革やコードバンが使われ、高品質なものが多いです。
人工皮革を使っている製品でも、耐水性・耐傷性に優れた素材が選ばれています。
さらに、自分の好みに合わせてオーダーメイドで作れるランドセルもありますよ。
この価格帯のランドセルはほとんど妥協点が見当たらないほど優れた機能性を持っていますが、子どもに負担がかからない重さかどうかを確認しましょう。
10万円以上
10万円以上のランドセルの特徴は以下です。
- コードバンが主流
- 高級感を引き立てるシンプルなデザイン
- 職人による手縫いで作られ、高品質で丈夫
10万円以上のランドセルは、馬のお尻の皮から作られるコードバンが主流です。
コードバンには、使うほどに艶が出てきて、手触りも滑らかになる特性があります。
また、コードバンが使われたランドセルのデザインはシンプルなものが多く、成長とともに好みが変わっても飽きることがありません。
職人がひとつひとつ丁寧に手縫いで作ったランドセルは、糸がほつれず丈夫。
耐久性の高さも、この価格帯のランドセルの魅力ですね。
【メーカー別】ランドセルの値段相場
メーカー別のランドセル値段相場を紹介します。
- 【セイバン(天使のはね)】4万円~9万円台
- 【フィットちゃん】4万円~8万円台
- 【大峽製鞄】6万円~22万円台
- 【黒川鞄】6万円~39万円台
- 【土屋鞄】6万円~19万円台
- 【中村鞄】5万円~9万円台
それぞれ解説していきます。
セイバン(天使のはね)
セイバン(天使のはね)の値段相場は、4万円~9万円台です。
天使のはねは、バリエーションが多い人気モデル。
コードバンやプレミアムレザーを使用した高価なランドセルもありますが、基本モデルであれば5~6万円台で購入できます。
背負いやすさと耐久性に重点を置いて設計されており、コストパフォーマンスが高いランドセルといえます。
フィットちゃん
フィットちゃんの値段相場は、4万円~8万円台です。
4~5万円台のラインナップも多く、手頃な価格で良質なランドセルも求める人におすすめのランドセルメーカー。
背カン部分は、10万回もの耐久テストをクリアしており、壊れにくい設計になっています。
デザインの種類も豊富で、人工皮革素材を中心に、約50モデルから選べますよ。
大峡製鞄
大峽製鞄の値段相場は、6万円~22万円台です。
皇族御用達で有名の大峽製鞄は、高品質で丁寧な手縫いが特長のランドセル。
価格帯は、他メーカーと比較すると1~3万円ほど高価です。
注意点は、保証の範囲が限られており、有償の修理となる可能性が高いこと。
この点を理解して選ぶなら、大峽製鞄のランドセルは、品質とデザインからおすすめできるブランドの1つです。
黒川鞄
黒川鞄工房の値段相場は、6万円~39万円台です。
ランドセルブランドの中でも特に人気の高い黒川鞄。
品質の高さと手作りの希少性から、毎年、発売してすぐに売り切れてしまいます。
高級クラリーノ素材を使った6万円台の軽量ランドセルから、39万円台のコードバン使用のランドセルまで、ランナップも豊富です。
土屋鞄
土屋鞄の値段相場は、6万円~19万円台。
最安値が6万円台で、人気モデルの価格帯は8万円~13万円台です。
土屋鞄のランドセルは、飽きないシンプルなデザインが多く、大人にも人気があります。
職人が丈夫さにこだわり、ひとつひとつ丁寧に作られているため、6年生の最後の登校まで安心して使えるランドセルですよ。
中村鞄
中村鞄の値段相場は、5万円~9万円台です。
中村鞄では、牛革やコードバンの高品質なランドセルを比較的安い価格帯で購入できますよ。
背あてには、スペースシャトルなどで使われているシャトルクッションが採用されており、背負う時の負担が軽減されます。
他のメーカーのランドセルとは、背負い心地がまったく異なりますよ。
アウトレットのランドセルも販売しているため、気になる人はチェックしてみてくださいね。
ランドセルの値段が安いといじめられる!?
ランドセルの価格が子ども同士のいじめの原因になることは、基本的にありません。
小学生の子どもたちが、お友達のランドセルを見て、その価格がわかることはありません。
しかしながら、ランドセルの価格についての大人の会話が、子どもに影響することがあります。
安価なランドセルを選んだら、子どもがお友達からバカにされたような態度をとられたと聞いたことがあります。
これはおそらく、家庭内で大人たちがランドセルの価格について話しているのを、子どもが聞いたのではないでしょうか。
ランドセルの価格そのものがいじめの原因になることは少ないですが、大人の会話が間接的に子どもの価値観に影響を及ぼすことがあります。
ランドセルの価格の話題は子どもの前では控えることが大切です。
まとめ:予算と使いやすさを重視しながら、子どもが好きなランドセルを!
ランドセルは価格帯によって特性や利点が異なります。
- 1~2万円:基本的な機能を保ちつつも、耐久性に確認が必要
- 3~4万円:バランスの良い価格帯で、耐久性や機能性も一定レベルを確保
- 5~6万円:人気の価格帯で、機能性やデザイン性が高く、6年間の使用に十分に耐えうる品質
- 7~9万円:デザイン性やブランド性が高く、高品質
- 10万円以上:上質な素材とこだわりのデザインで、高級感あるランドセル
しかし、ランドセルは価格がすべてではありません。
予算と使いやすさを重視しながら、子どもが最も気に入ったランドセルを選びましょう。